内豪雨

僕の心は冷たくて

彼女の心はあったかい

それでも身体は反対で

彼女は僕より冷えていた

僕は温度も水分も足りなくて

長く眠る彼女の隣に寄り添って

それでも顔は晴れていた

会話

たまには顔を見せてください

メール程度じゃ足りません

写真なんかじゃ満ちません

電話だって声が遠いんです

あなたの言葉を あなたの口で

あなただけの表情で 私にください

質問

質問なんて許しません

許したらあなたは私を裁くでしょう?

だから私は許しません

あなたが私を裁いたら

あなたに裁かれた私の罪は許されても

私を裁いたあなたの傷は 誰にも癒せなくなるでしょう?

迷路

人生の道に迷ったとき

あなたならまずは何をする?

大抵の人は焦って手近な道に入り込む

だから大抵失敗して不幸を背負う

こういうときに大事なのは 焦らないこと

そして周りをよく見て 頼れそうな人を見つけること

見知らぬ土地で迷子になったときも

そうすれば大抵うまくいくでしょう?

人生もきっと 同じこと

助けて

助けてと 叫べる私が いるのなら

今のわたしと 替わってよ

わたしは声を 失って

ただ人の波に 流されて

他者の隙間で 息を吐く

他者の悪意は 見えずとも

波がわたしを 削り取る

わたしは私に なりたいと

波を必死に かき分ける

昨日も今日も 明日もきっと

選択肢

僕は何をしたかったんだろう

自分で道を選んできたはずなのに

いつの間にか道が途切れている

向こうに道は見えるのに

間の崖に怯えている

崖を越えなければ進めない

けれど崖を飛ぶ勇気もない

それでも崖の向こうの景色に憧れるのは

僕の我が儘なんだろうか

 

 

 

 

 

あの人は何をしているんだろう

向こうに行きたいはずなのに

こんな崖程度で諦めて蹲っている

何の努力もせずに

隣に置かれた橋の材料たちも放り出して

隣に立つ私の存在も無視して

たった一人で蹲っている

まあいいや

私は他の誰かに手伝ってもらおう

価値

あなたはこの詩にどれほどの価値を見出しますか?

零点 一円 ちり紙十枚 アリ百匹 校長のありがたいお話千秒

どんな価値がこの詩にありますか?

私にとってこの詩は 一の価値があります

一の価値はどれぐらいか?

それをあなたが知る必要はありません

一の価値は私にしか分からないからです

私にとっての当たり前があなたにとっての異常であるように

あなたの価値観は私にとって理解不能なのです

答えは出ませんか? 本人の前で酷評するのは躊躇いましたか?

それでは 質問を変えましょう

このやり取りに 価値はあったと思いますか?

相違

もしあなたが間違っていると言われたらどうする?

今までの常識を否定されたら あなたはどうする?

認める? 自分で自分を否定して 今までを振り捨てて

認めない? 自分を信じて 間違っているのはお前だと

受容する? 新しい意見を聞いて 自分を再構成して

反発する? 新しい意見を退けて 自分を殻に包んで

きっとどれもが正解で きっとどれもが正解じゃなくて

多分間違いと決めつけるのが間違いで

多分常識を押しつけるのが間違いで

大事なのは認めること 彼には彼の常識があることを

大事なのは認めないこと 私の常識を押しつけることを

大事なのは受容すること 彼女の常識の正しさを

大事なのは反発すること あなたの筋が曲がることに

人はみんな違うから みんな違ってみんな良い

多分きっと そういうこと

何を恐れているのですか?

あなたが他人と少し違うことですか?

あなたと少しだけ違う他人ですか?

それとも 他人と少し違うというだけで 他人を怖がってしまう己ですか?

比べることが無意味だと知っているのに

自分と同じ他人などいないと分かっているのに

それでも他人を信じることが出来ない

自分と違う現実を認めることができない

そんな弱い自分自身の心が怖いのですか?

明日

今がすごく辛いなら

そこから逃げちゃえばいいんだよ

嫌なことなんてすることないんだから

でも

そこで何かをしたいなら

嫌なことがあってもやり遂げたいことがあるのなら

絶対に目を背けちゃいけない

今を乗り越えられたなら

絶対今より素敵な明日が待っているから

«代替

無料ブログはココログ

相互リンク